たまにエンディングテーマが入れ替わるんだけど、今回はちあきなおみの「喝采」だった(堀江由衣がカヴァー)。あの“いつものように幕が開~き~”のフレーズで始まる歌だ。
自分は先に書いたように出だしの歌詞しか知らなかったのだが、その後を聞いてみると実は凄く切なくて悲しい歌詞だと言うことを知った。メロディもキャッチーないわゆる泣きのフレーズで、その年のレコード大賞を取っているだけのことはあるんだなと思った。
歌はその時代を反映するものだが、今の人が“黒い縁取りの知らせ(電報)”とか、“汽車”なんて聞いたところでそういう経験がないから頭に情景が浮かばないけど、“メロディは時代を超えるもの”と中坪さんが言ったように、この曲を聴いてみてホントにその通りだと改めて思った。
歌詞は時代の変遷で単語や情景が古くなってしまうのは仕方がないことだけど、伝えたいことがしっかりと盛り込まれていれば、時代を超えて充分聞き手の心を打つものなんだなということも実感した。
曲って本当に奥が深い。音楽って本当にいいものだな。
このアルバムに懐メロカヴァーが色々収録される模様です