Skip to content
 

Nise-Itchatteru Hibi

This is not a diary.

Archive

Category: books

 訃報 (東京新聞オンライン)

 うちは東京新聞を取っているのだが、今朝の朝刊ではまず訃報欄を確認した。米澤さんは度々東京新聞に寄稿していて、先日もその記事を目にしたばかりだ。
 ショックだったのは 1 日の違いで「“前”コミックマーケット代表」となっていること。何故かすごく過去のことのように感じらるのは、文字に秘められた力のせいなのだろうか。

 オンライン版には載っていないが、印刷版の記事には「本紙にも度々寄稿していた」旨の文章があり、経歴など紹介され、それなりに大きく欄が割かれていたのは救いだった。

 訃報 (comiket official)

 前のエントリーを書き終えて、オフィシャルを見に行ったら……。
 Dr.モローさんの似顔絵にもあるように、タバコがお好きだったようですからそれもあったのでしょうが、こんな歳で亡くなられるのは残念です。ご冥福をお祈りします。

 ……コミケは無くすわけにはいかないなぁ。

 「米澤嘉博の代表の退任と新しい共同代表の就任について」 (comiket official)

 寝耳に水。コミケの代表が代わってしまったらしい。考えてみれば自分がコミケに参加してから十数年経つわけで、逆に考えると今まで米澤体制のままだったのが不思議なことだったのかも知れない。
 気になるのは、リリースにある「予断を許さない病状」。病気はプライベートなことだから、余計な詮索はしたくないが、「予断を許さない」というのはやはり引っかかる。

 新体制は 3 人の共同代表体制になるらしいが、これもやむを得ない措置だったのだろう。コミケの代表は何十年と米澤さんだったわけで、自分の中ではコミケの代表は米澤さん以外には考えられない。殆どの参加者に「米澤さん以外が代表になるとしたら誰?」と質問しても、おそらく明確な答えは返ってこないのではないだろうか。

 今一度「コミケとは何か」と自問自答してみる。出てきた答えは「何でもあり(もちろんルール内)の、同じ趣味を持った人たちが一堂に会する、年に 2 回のお祭り」。自分は特に「何でもあり」という理念に惹かれている。ただし、その「何でもあり」故に巨大化しすぎてしまった弊害はあると思う。
 新体制でもその理念は引き継がれるであろうが、いつまでもそうであるという保障はない。そうなったとき、コミケはどうなるのであろう。今までの理念のコミケが終わって、また別の理念のコミケとして継続するのか、それともコミケ自体が無くなってしまうのか。

 自分はこともあろうにコミケでパニック障害を発症した。今でもそれは治らない。それでもコミケにははいつくばって参加している。冗談で「コミケなんか無くなればいいのに」なんて言ったりしているけど、それが本心だったら、とっくに参加は見限っているだろう。

 そうまでして参加しているコミケだ。やはり出来る限り現状の理念のまま続いていって欲しい。ただし、自分の考えているコミケでなくなったとき、参加は見送るだろう。

 まだ正式発売まで間があるので、読んでない人はこのエントリーは読んではいけない。って「読む」ほどの量ではないことに気付いた俺。

 というわけで早速読んだわけです。が! 確かに「レイニーブルー」だ、これは。改めて実感するのは「あとがき」にも書かれているけど、やはりこの作品の主人公は祐巳なワケで、その妹を作るエピソードになると、他のキャラクターに比べてこうまでも掘り下げが必要という感じなんだろうか。それとも、キャラクターが「ここで出して!」とせがんでくるから、予想以上に長くなってしまったと言うべきか……。

 志摩子さんと乃梨子のエピソードはあれはあれで良かったんだけど、事実自分の好きなエピソードで読み返しているくらいだし。今となっては気軽に読み返せる分量だもんなあ。祐巳のエピソードは気軽に読み返せる分量じゃない。つーかまだ終わってないし。その後に来るであろう、由乃とその妹のエピソードはどれくらいになるんだろう。……一冊で終わったりして。

 にしても次が読めるのは来年か。待ち遠しいけど多分あっという間だ。まったく月日が経つのは早い。人生でもっとも輝く時期であろう高校生活をこうも長くエンジョイできるなんてうらやましいですぜ、作品の中のキャラは。

 OVA の話が出たんで、新刊についてちょっと。

 散々引っ張られている祐巳と瞳子のエピソードだけど、読者的にはどうなんですかね。ここまで引っ張ると「いい加減にしろ!」と思う人も多いのでは。
 自分も引っ張るなあとは思うけど、この作品についてはだらだらとした進行具合や、同じ時間軸を各キャラクタの視点で書き直すという点が面白いので、まだ許容範囲内なんだけど。

 ま、掲示板なりなんなり見れば他人の意見をつかめるのだが、どうもそういうのを読むのが気乗りがしなくてなあ。

 発売日に買って読みましたけどね。

 先行読破組からネタばれ攻撃を浴びてたんで、読んでて気乗りしませんでしたが。途中で眠くなって、続きが気にならないからあっさり寝られちゃうし。それまでは途中でやめるなんて、続きが気になって出来ませんでしたからねえ。
 まーだらだらと楽しめればそれでよいかとー。

 各階で同人誌即売イベントが催されてたようで。このように。しかし、ここんとこ日曜というと雨降ってますね。有明まんがまつりしかり、ワンフェスしかり。

 目当てはおんぷの絨毯の『マリめく2』っつーことで、紅白マリみてイベントに入りましたけど、パンフが 900 円とこれまた高い! まあいいんですけど。
 『マリめく2』は頼まれ分合わせて 3 冊買ったんですが、売り子の方が「えっ?! 3 冊も!」って言ったのがちょっとおかしかったです。はた目にはすげー売れてるように見えるんですが。:-)

 真夏と秋が同時にやってきた。

 晴海の頃は台風はよけるし、新館二階に雲は出来るし、晴海高気圧なんて言われてましたけど。今年は猛暑で、真夏日の連続記録更新していましたが、こともあろうに煩悩が炸裂しまくるはずの最終日にその記録は途絶えてしまいました。
 かつては天候さえ変えてしまうパワーがありましたけど、参加者の層がそれだけ変わっちゃったって事なんでしょうね。いや、ネタじゃなくてマジですよ。:-)

貸切
全館制覇

SYGNAS 仕様
必要以上に磨けます(当社比 3 倍)

 単行本未収録エピソードですが、まあ、今更だなんて言わずに。

 永遠の “レイニー止め” といったところなんでしょうか。こういうやりきれなさも、また面白いところではありますが。読み終わった後の気分としては、ウィンダリアとかガンダム 0080 に近い感じがありますね。いつもながら “チョコレートコート” というタイトルセンスはさすが。

 さて、未読はついに残すところあとひとつ。もったいなくてなかなか読めません。

Answer

7月 28

 衝撃! 祐麒は祐巳の双子の弟だった!

 まあ、そういう突っ込みはおいといて、声優さんのインタビューに伏線があるとは、いつもながら流石ですな、今野センセイ。祥子は習い事をやめさせられたのではなく、自分でやめてたんですなー。確かに周囲からはやめさせたって見えるんだろうけど、ホントいつも裏をかいた展開にしますねえ。マリみてって伏線のオンパレードですな。:-)