非常に難しい問題なのに秘密裏に事が進められ、今まさに条例として可決されようとしている。
この件を知ったのが数日前についったーでの M3 の堀井さんの RT。脊髄反射的に「規制なのか! それはいかん!」と反応するのはよくないので、まとめサイトや、意見表明サイトなどを見て情報を集めてみた。
児童ポルノは根絶されるべきと思うが、児童ポルノを盾にして“非実在青少年”という定義で創作物を何でもかんでも規制できるようにするのはやり方がきたない。
これだけぶれまくってる国会でも、児童ポルノについてはわりと慎重に審議がなされているのに、東京都議会ではロクな審議もせず可決されようとしているようだ。
そもそも芸術、創作は明確な線引きや判断基準が出来るものではない。審査する側の気分や都合で OK か NG って判断出来るってことは、これが足がかりになってどんどん拡大解釈されて、そのうち blog に書いたことなんかが証拠とされて思想犯として逮捕されてしまうことだってありうるわけだ。
一旦東京都条例として通ってしまえば、あとは全国へ拡大、そして法律としても可決。治安維持法の再来だ。なんと恐ろしいことか。
きちんと慎重に審議を重ねた上での結論なら致し方がない。しかし、繰り返しになるが現状ではロクな審議もされず曖昧で運用側に都合のいい定義になっている。これでは反対以外の意見は出てこない。
関連サイト:「非実在青少年」規制問題・対策まとめ