このアニメ、オープニングが我々オッサン世代には懐かしいレベッカの「フレンズ」のカヴァーなんだが、どういった理由からなんだろうとクレジットを見直してみたら、劇伴の土橋安騎夫氏が元レベッカのメンバーだからのようだ。
今回の編曲はわりと好きなんだが、ヴォーカルの人がいまいちよろしくない。原曲がわりとかわいい感じの歌声だったのに対し、力強いタイプの歌声なのはいいのだが、力のいれどころを間違っている感じがする。
いちばん、それは違うだろと突っ込みを入れたくなったのは歌詞の「Oh」を「フォー」と発音しているところ。あんたはレイザーラモン HG かっ! ……って HG も最近見ないな。ハッスル無くなって仕事無くなったのかな。
最近、『夏のあらし!』や『そらのおとしもの』なんかでも、ちょい(でもないか?)昔の曲をカヴァーしているけど、いい曲は時代が変わってもいい曲なので、やり過ぎない程度に名曲を新しい世代の人たちに知って貰うことはいい事だと思う次第。
レベッカのVoと比べると全然違うタイプだよね。
カバーとしては良い出来だと思うが、原曲のインパクト(おもにVoに拠るところが大きい?)と比較すると、おとなしく感じるのは否めない。
低い声なのにパワーを感じないのはいただけないと私も思うよ。
聞き終わると原曲を聞きたくなるのだが、だからこそ「良い出来」止まりなんでしょう。
ただ、もともとサビの部分しかまともに覚えていない曲なんで、そこまで言えるほどのものは私には無いのかも。
で、話し変わって本編に触れると、ミナは為政者(王、統治者、上位者)としての苛烈さ、傲慢さがちゃんとあって良いですね。だからこそ何でヴァンパイヤ・バンドを創ろうとしているんだろうと興味を覚える。
これが単に理想的な良い子ちゃんな主人公ならどうでも良いと思うだろう。
本編には敢えて触れなかったってのもあるんだけど。
やることに対しての心構えというか、統率者としての威厳というかそういうのは感じ取れるのかな、と。
でも料理が出来ないところで意地張っちゃうところとか、お約束な緩急は付けてあったり。
1 クールで終わるのかな。