赤盤と青盤

 今年も大阪のライブで販売されて、現在は通販で購入できる fish tone の『2007SEP』と『RIOT OF ELECTRON』。遅くなったけど、少しばかり感想を。

 fishtone blog のエントリにもあるとおり、それぞれ全く方向性の違ったアルバムとなっている。『2007SEP(赤盤)』はオシャレな聞きやすい曲が中心で、『RIOT OF ELECTRON(青盤)』はマニア好みのテクノサウンド。
 自分は赤盤の方が好みだった。青盤はどちらかというと本質的にはじっくり聴くと言うより大音量で踊るサウンドなので、一般家庭で聴くにはちょっともったいない感じ。でも音色やフレーズマニアには青盤だと思う。中坪さんもコンプ控えめで、出来るだけ原音を殺さないようなミックスをしていると書いておられます。

 あと、中坪さんのサウンドが自分が聞き始めた頃から一貫している秘密がわかった。最後に必ずアナログの卓を通してミキシングするそうで、ここに独特の音の柔らかさの秘密があるのだと思う。

 変わるけれど根底は変わらない、自分の色を残す鍵はこういうところなんだな、という気がします。

ida について

All or nothing.
カテゴリー: music パーマリンク