[DVD] I’VE in BUDOKAN 2009~Departed to the future~

 もうあれから 8 ヶ月か。1 年なんてあっという間だな。って最近このフレーズがお決まりになっている気がする……。

 さて、ようやくライブ模様を収録した DVD が発売されたわけですが、前回はリテイク版を出すというどえらいことをやってしまったので、今回はだいぶ慎重になった模様。

 音響面は問題なく、映像も 2005 は LB 収録だったのに対して、今回はスクイーズ収録されている。映像補正機能が結構付いている液晶テレビと、これまたアップスケーリングが優秀な PS3 という組み合わせで見た所為もあるかもしれないけど、ライブ特有のライトの明滅シーンなどでの映像破綻が見られなかった。
 音声が Linear PCM 収録なので、映像に割り当てられるビットレートが 6.5Mbps 程度と少なくなってしまうが、エンコーディング技術の向上で目だつ映像破綻は回避している感じ。これはいいことだと思う、しかし他に問題が。

 先に述べたようにデジタル特有のノイズがほとんど見られないのはいい事だが、ピンぼけのカットが山のようにあったのは残念。一発でピンが来ないカットや、ピントがあったりあわなかったりが繰り返されるカットは見ていて疲れた。
 あと、観客後ろに設置していた 3 台のカメラの高さが低すぎるのも問題と思う。ライブなのだから観客ナメの映像にしたいのはわかるが、画面下 50% を観客の影が占めているのは、さすがにライブ演出を通り越してじゃまくさいだけになっている。AF のせいか、観客のペンライトにピンが来ちゃてるカットも結構あったし。

 そんなわけでそういう部分は残念だが、内容ほぼ完全収録だったのではないだろうか。大きな削除は、ブルーマンは多分大人の事情。あと、観客がアンコールを求めている最中に CM 映像を流すという愚行ぐらいかな。そのあとの MC で映画の CM のことを喋っているので、当日行かなかった人が映像だけ見ると「?」だろうけど。
 あの CM は着替えに時間が掛かったみたいだから入れたとも考えられるけど、他にやりようはいくらでもあったでしょうに。

 ……なんかケチ付けてるだけの記事になってるな。見返しても思っていたよりいまいちだったのは、クリエイター陣の演奏が無かったからなのかな。2005 の「FUCK ME」の盛り上がりは異様だったからねぇ。
 今のファンの人たちの感想はわからないけど、やはり昔から見ているロートルにとっては「I’ve=クリエイター陣」なんだよな。一応書いておくけど、歌い手さんたちをないがしろにしているわけではないのよ、念のため。

 

ida について

All or nothing.
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