『マリア様がみてる』 大きな扉 小さな鍵

 まだ正式発売まで間があるので、読んでない人はこのエントリーは読んではいけない。って「読む」ほどの量ではないことに気付いた俺。

 というわけで早速読んだわけです。が! 確かに「レイニーブルー」だ、これは。改めて実感するのは「あとがき」にも書かれているけど、やはりこの作品の主人公は祐巳なワケで、その妹を作るエピソードになると、他のキャラクターに比べてこうまでも掘り下げが必要という感じなんだろうか。それとも、キャラクターが「ここで出して!」とせがんでくるから、予想以上に長くなってしまったと言うべきか……。

 志摩子さんと乃梨子のエピソードはあれはあれで良かったんだけど、事実自分の好きなエピソードで読み返しているくらいだし。今となっては気軽に読み返せる分量だもんなあ。祐巳のエピソードは気軽に読み返せる分量じゃない。つーかまだ終わってないし。その後に来るであろう、由乃とその妹のエピソードはどれくらいになるんだろう。……一冊で終わったりして。

 にしても次が読めるのは来年か。待ち遠しいけど多分あっという間だ。まったく月日が経つのは早い。人生でもっとも輝く時期であろう高校生活をこうも長くエンジョイできるなんてうらやましいですぜ、作品の中のキャラは。

ida について

All or nothing.
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