もったいぶりつつちまちまと読んでいましたが、ついに既刊分は読み終えてしまいました。
いや、非常に面白いですね。原作は。アニメのほうを先に見たので、このコラムではなんやかんや言っていましたが、単にアニメの出来が悪いと、それだけの話だったようで。
アニメ版は何を勘違いしているのか、上品というか、嘆美にという雰囲気を重要視して作られているので、原作の良さが死んでしまっています。そのうえストーリーの簡略化も、みどころをばっさり切ってしまったりと、かなり無理がある展開になっています。
このお話は原作広告のキャッチコピーにもあるとおり、コメディなんですから、もっとそのあたりを前面に出していかないとダメでしょう。まあ、アニメがよかったのは原作を読むというきっかけになったことと、キャラクターの声を先に聞いたおかげで、原作ものに必ずある自分の想像するイメージとのギャップが無かったことぐらいでしょうか。:-)
さて、原作もある部分以降は一部のファンにウケがよくないようですが、これは話のほうを重視していた人たちがそう感じるからでしょうね。私はがっちりキャラクターが固まっているんで、もうそのキャラクターが動いているだけで面白くて仕方がありませんでした。夏休みだって体育祭だって全然退屈ではありません。某 Web 漫画の作者殿も書いていましたが、こういう見方をした人はほとんどの話が楽しめるでしょう。私なんか逆に乃梨子たちが出てくる以降の話の方が好きなくらいですから。
そんなわけでまだ原作も続いているようですし、しばらくはゆっくり楽しめると思います。