“無計画”停電

 昨晩から東電の発表に振り回された感じ。そして今も明日の停電計画は未発表のまま。

 京急ユーザーの視点から書いてみると、普段から併走する JR はよく止まり、そのたびに JR 利用者が京急に押しかけてきて京急はとんでもない混雑になる。実際、10 年以上京急を利用して通勤、通学してきたが、京急が止まってしまい、JR を振り替え輸送で利用したことはたったの 2 回しかない。
 今日の流れ。JR は併走する東海道・京浜東北・横須賀の各線は全て運休。京急は始発から運行。この乗客が普段の京急利用者にあわさるわけだから、とても運びきれるわけがない。京急は夕ラッシュ時の乗客の安全確保が出来ないとして、15:30 を目処に一旦全線で運転を休止した。

 その頃、京浜東北線はようやく桜木町までの運行を開始。といっても通常の 2 割程度で“止まってはいません”のポーズを示す程度の運行頻度。東電も第 5 グループについては一部の地域で、これまたポーズ程度の停電を実施。
 その後、京急は京浜東北線が運行を開始したことと、今日の東電の計画停電がないことを受け、20 時頃から品川~羽田空港、横浜~三崎口・浦賀、逗子線の運行を再開するとニュースリリースを出した。

 普段から京急を利用しているものにとっては、正直普段からの JR のやりかたには自分以外も少なからず不満を持っているだろう。JR はシステム上の都合仕方が無いのかもしれないが、一部の区間で障害が起こると障害の全線を停止し、併走路線も全部止めるからだ。しかも復旧が遅く、車両管理の都合から折り返し設備がある区間での区間運行再開も滅多にしない。「とにかく止めとけ」という JR の姿勢にしか利用者には感じられない。

 今回の計画停電だが、首都機能やインフラを維持するために一般家庭への電力供給をとめるという主旨ではなかったのだろうか。電力供給のシステムはよくわからないが、そういった大口利用者には別系統で給電しているわけではないのか。
 ともあれ、東電の対応は天災が原因とはいえ、その後の対応が原発も含めてまずすぎる。このままでは明日も混乱が続きそうだ。

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