顎関節症の悪化とパニック障害とやっぱり虫歯

 10 年以上前から口を開けると「ガクッ」って音がしていた。音がするだけで特に痛みもないので放っておいたんだが、ここ 2 ヶ月ほど口を開け閉めすると右の頬が痛くなり、かなりの激痛で歯ごたえのあるものが噛めなくなってきてしまった。
 さらに、普段から口を動かしていないのに頭の方に電気が走るような痛みが起きるようになり、さすがにヤバイと思っていた。

 まあ、健康な人間ならここで何ら問題なく歯科医に掛かるわけだが、パニック障害持ちの自分としては歯科医に掛かるなんてもの凄く大変なことである。普通の人から見れば鼻で笑われそうだが、自分にとっては冗談抜きで生死に関わる問題なのだ。

 幸い、過去に掛かったことのある歯科医に事前にパニック障害であることを話し、そういう状態にあると言うことを告げた上で診療してくれるということなので、覚悟を決めて行ってきた。

 で、ものの見事に顎関節症で、この症状は 10 年以上などの長い間のかみ合わせの問題で発生する症状なので、長い間掛けてかみ合わせをおかしくしてきた分、すぐには治るものではないとのことだった。
 実際、意識をせずに口を開いたとき、上下の前歯の中央が顔の中心線に沿って開くというのが正常なのだが、自分の場合は中心線から外れて斜めに口が開いていた。こんなこと今まで全く気が付かなかった。実際、医師もこれは気が付く事ではありませんよ、とのことだったが。

 ということで、口を開け閉めするとき、鏡を見ながら口がまっすぐ開く力加減を覚えて、口の開閉トレーニングをおこなえばたいていの場合はよくなるとのことだった。

 そしてついでに虫歯の検査もして貰ったが、案の定上あごのいちばん奥に生えてきた親知らずが虫歯になっていた……。今は歯科医も電子化が進んでいて、顎関節症のイメージも横に備え付けてある PC モニタにアニメーションで表示され、問題点をわかりやすく説明してくれたし、小型カメラで口内を撮影して虫歯をその場で見せてくれたのだが、歯が真っ黒になっていて正直こんなに悪くなっているとは思わなかった。

 次回はレントゲンを撮影して、治療方針は次回に相談しましょうということになったが、多分抜歯することになるんだろうなぁ。以前親知らずを同じ先生に抜いて貰って要領はわかっているので、パニック障害さえなければそんなに恐怖心はないのだが、さてどうしたものか……。

 救いがあったのは先生もパニック障害を理解していてくれているようで、調子が悪くなったら遠慮無くすぐ申し出てくださいと言ってくれ、よだれかけ(?)も掛けませんからとかけずにおいてくれたり、目をつぶらないで開けていた方が余計なことを考えませんよとかアドバイスをくれたことだった。

 自分のためにも、パニック障害を克服するためにもなんとか乗り越えていかないことなんだろうなあ。しかし本当にやっかいな病気だよ。

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All or nothing.
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